
駐車場から店内までバリアフリー。シベールのうさぎがお出迎え。 |
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さくらんぼで有名な寒河江市。ショップ周辺には市役所などの公共施設や新しい家もたちならんでおり、大手スーパーが隣接しています。建物は、左手にパン工房、右手に焼き菓子・ラスク・生菓子のお店があり、イートインスペースで接続。一棟でありながら別々の空間づくりをされています。
店舗レイアウトは、3つのエリアに区切り、アピール度の高い正面中央には焼き菓子エリア、シベールの中核商品でもあるラスクを左のエリアに、また、華やかな生菓子のショーケースを右奥にすることで、お客様がくまなく店内を見ていただけるようになっています。全体がやさしい雰囲気の中にあって、ギフトケースや包材の棚など、上質感もしっかり意識されています。
パン工房を併設することにより、お客様の生活に、より多くの関わりをもつことができます。震災時、仙台の店舗では、このような形式の店舗の役割、地域とのつながりの大切さを改めて感じられたそうです。地域の拠点になりうること、また人が気軽に集まってこられる場所、そんな地域に根ざしたお店づくりがデザイン・設計の基本の一つになっているのかもしれません。

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