ずっしりと重厚な梁。 飛騨合掌造りの家屋を訪れた際に、肌で感じた温度、香り、空気をそのままお店のイメージにされたそうです。日本人が感じることができる、凛としながらも、ほっと安らぐような雰囲気がそこにあります。 正面のショーケースは冷・非冷を一体化させたもので、すっきり見やすく、どちらのタイプの商品でも、その時々に応じてメインのお菓子として並べることができます。また、お客様はいつも同じ目線と動線で商品を選ぶことができます。 お店の奥には床のある和スペースがあり、時にご主人とお客様が世間話に興じることも。厨の暖簾、漆喰の柔らかさ、人とのふれあい。いつもの生活の中に根付いた、あたたかいお店でした。
左手にはディスプレイ台が一緒になった冷蔵ケースがあります。このたくさんの種類のどら焼きは、この店で特に人気があります。冷蔵ケースの中に生どらやき、アイスケースの中にはアイスどら焼き。ただ単純にバリエーションを考えたのではなく、どれもこれも試行錯誤を繰り返し、永いこと練り上げて完成させてきたところに人気の秘密があるのかもしれません。 また、「舟が出るぞ〜」はこのお店ならでは。ひとつずつ職人が丁寧に包んでいかないと、けしてつくることができない、まるまるえんどう豆の餡が入ったパイ菓子。「いくら手間や時間がかかってもいい、こんなお菓子が作りたい」というこだわりから三年あまりかけてたどりついたそうです。「素材にとことんこだわることは、あたりまえのことですから」とご主人。それだけでなく、イメージ通りのお菓子になるまで何度も繰り返し作り続けることも、「普段のこと」なのかもしれません。
2台の商品テーブルは見事な丸太で。
菓匠 松久 代表:石井輝章 TEL:047-387-3319 千葉県松戸市金ヶ作411-2
お菓子の種類: 和菓子・どら焼き・焼き菓子・米菓 ほか ショーケース: 冷蔵ケースと非冷ケース(連結タイプ)1台 冷蔵ケースにディスプレイ連結 1台 オープンケース 1台 / アイスケース 1台