取材日は開店時から閉店時までお客様がひっきりなしでした。お店は白を基調にした明るい雰囲気。また大き三角型のディスプレイ、中央のテーブやケースは統一してあたたかい木の色。特にショーケースは高級感を出しすぎないようなデザインで色も「薄くなりすぎず、濃くなりすぎないもの」に。また、フロアは開放感のある吹き抜けとして「だれでも入って来やすいお店」づくりをされておりました。
スタッフのワークスペースがフロアに対して特別広いのも、このお店の特長。「工房スペース」という印象もあり、「手作りケーキ工房」の名にふさわしいショップイメージを実現しています。スペースとしても手狭だったリニューアル前に比べて、お客様が多い時間帯でも効率よく、そして精一杯おもてなしすることが可能となりました。


取材途中にも売り切れてしまった大人気あさひやロール

季節や時間帯によってプティケーキだけでなく、アントルメも回転がはやく、予約ケーキなどは、扉の開閉で乾燥しないように、ストッカーや正面ケースへ移動。縦型にはロールケーキをメインに利用されておりました。

「お子様から大人の方まで食べやすいケーキを」
これが、シェフから伺ったいくつかのキーワードの中にありました。それは、ひとつひとつ心を込めて、さらに、そのひとつを、「いろいろな人の笑顔」を想像しながら作っていくということ、なのかもしれません。