●人との繋がりをつくっていきたいですね。

　『しあわせを贈るケーキの店』のキャッチコピーが、じわじわとお客さまに浸透してきました。最近では誕生日や一家団欒用だけでなく、営業用にもよく使っていただいています。
　お菓子がおいしいのはあたりまえとして、サービスをよくしていかなければ伸びてゆかないですから、うちは徹底して接客教育を行います。お菓子作りは人との繋がりを作っていくことと同じですよね。“2010年には10店舗”を目標に人を育ててきました。

●スタッフに責任を。

　現在、スタッフの９割は女性で、店長以下、女性の頑張りがこの店を支えています。製造と販売のスタッフ全員で、一人一品の商品開発をやってもらうことや、店のディスプレイ計画もまかせるなど、目標をもってもらうことを方針としています。僕は育つ環境を大切にしてきただけです。女性ならではのアイデアで店にはいつも変化が生まれていますよ。
　まずは責任をもたせることだと思いますね。トップがあれこれ全部指示していたんじゃ育たない。
　販売に関しても、どんなイメージで付加価値をつけたらいいのかを話し合いながら、一人一人が常に考えてゆけるようにしたいですね。

（2001年11月・談話)