●お客さんが納得してくれればＯＫです。

　３年計画で１５坪の店に２段釜を１台、冷蔵庫１台、ミキサー、テーブルなども中古で揃えました。内装は貼り紙だけ、宣伝も広告も一切しないでスタート。口コミと本当の商品のクオリティだけでどこまでいけるか、そういう店を一回作ってみたいと思っていました。

●お菓子の本質を見逃さないように。

　“お菓子はすべて生”という感覚で毎日作り続けたらいいと思っています。お菓子の本質を大事にしたいです。例えばバタークリームはあまり使われなくなりましたが、バターにはバターの使い方があって、それをわかっていれば、今は本当においしいバタークリームが作れます。
　お菓子屋さんはみなさん同じだと思いますが、おいしいものを提供して、お客さんに楽しんでもらえればそれが一番嬉しいです。
（2001年11月・談話)